- 2010年11月18日 14:31
- 媒体研究(ネット・モバイル)
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「Wiiの間ショッピング」を始めたが、御社ではTコマースについて、どのように考えていたのか。
「当社でも、PC、モバイルの次にくるのがテレビだろうと考え、相当前からテレビについて色々と調べていた。その中で、アクトビラさんなどから一緒にコンテンツを出さないかという話は頂いていたが、"どうも違う"と感じていた」
というと。
「その時には、どうすればPCのコンテンツをテレビに移植できるか、テレビのリモコンでパソコン的なコンテンツを操作できるか、ということが焦点になっていた。だが、テレビの画面でPC的なことをするのが本当に便利なのかと考えると、リモコンでの入力がしづらくむしろ不便。各社の取り組みを否定するわけではないが、もともとECの利用を想定して作られていないハードでコンテンツを動かすのは辛いというのが私の認識だった」
だがテレビも高機能化が進み、リモコンの操作性も向上している。
「確かにハードディスク式のDVDレコーダーなどを見ても、リモコンの操作性、あるいはコンテンツの構造が階層的になるなど機能的には向上している。だが、いかにPCに近づけるかという方向性は変わっていない。当社では、テレビでモノを買ってもらうのにPCと同じような展開は考えていなかった。それはPCを使えばいい話で、敢えてテレビを使う必然性はないからだ」
ECでテレビを使う必然性とは何か。
「大きい画面、家族で見られる、簡単に操作できるというテレビならではの特長が活かせることだ。ただ、この条件を満たすコンテンツやハードはなかなか見つからなかった。我々のイメージしていたものが行き詰っていた時に、着目したのが任天堂さんの『Wii』。我々がテレビのECで求めていた要素を全て備えていた」
「Wii」が備えていた、御社が求めるテレビのEC活用の要素とは。
「まず、テレビ画面を家族のコミュニケーションの場として上手く活用し、テレビゲーム機の域を超えている。それに操作が簡単だ。従来のテレビゲーム機は両手で操作しなければならなかったが、『Wii』は片手で感覚的にコンテンツを操作できる。もうひとつ重要なのは、ゲームコンテンツのメーカーとして顧客との接点や気持ちといったことを大事にしていたことだ」
「ベルメゾン・ラボ」で「Wii」を使った料理レシピのコンテンツのテストを行っている。これが、任天堂と組むきっかけになっているのか。
「テレビのショッピングを表現するのであれば、任天堂さんと一緒にやりたいと以前から思っていた。『ベルメゾン・ラボ』の取り組みも、当社が『Wii』に興味を持っていたことの表れだが、『Wiiの間ショッピング』とは全く別口の話。その段階では任天堂さんとは全く接点がなかった。縁があってWiiの間の別府社長とお会いすることができたのが昨年6月頃。そこで単なるPCの移植ではなく、『Wii』の中でしか表現できないECを作っていこうという話になった。そこから試行錯誤を繰り返し、現在に至っている」
(つづく)
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- 千趣会・中山茂EC開発部長に聞く――"Wiiコマース"の方向性は・第1回 from 通販新聞

