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アパレル系フルフィルの今・ダイアモンドヘッド編――上海に撮影スタジオ開設

11men.jpg 苦戦が続くアパレル業界。ネット販売に活路を見いだそうという企業は少なくない。そうした動きの裏で、支援サービスを提供する事業者の間ではコスト削減や画像掲載までのリードタイム短縮、動画の活用、物流面の強化などそれぞれ独自の付加価値を追及している。こうしたアパレル系フルフィルサービスの現状を数回にわたって見ていく。

 衣料品の撮影代行サービスなどを手がけるダイアモンドヘッド(本社・東京都港区、柴田幸一朗社長)は今年6月、佐川グローバルロジスティクス(SGL)子会社のシロックス上海が中国の上海市で運営する倉庫内に、撮影スタジオを稼働した。衣料品の製造拠点である中国で商品撮影や画像加工などを行うことで商品画像掲載までのリードタイムを短縮し、コスト削減につなげる狙いだ。

 実際、アパレルメーカーの中には、店頭に新商品が並んだ時点でサイトに画像が掲載されていないという事態が生じている。そのため製造現地で画像掲載することにより通販サイトでの販売機会ロス低減につなげる。すでに日本のアパレルメーカー数社と取引を始めており、10~15ブランドを取り扱っている。現在は1日200品番程度を撮影しているが、1000品番まで対応が可能という。

 中国でのサービスは、物流倉庫との連動も強み。撮影拠点を構える倉庫では、シロックス上海が商品の検品や採寸、検針といった衣料品の物流業務を行う。商品は今のところ、日本向けにB〓Bで輸出しているが、来春をメドに通販サイトの会員など一般消費者向けに商品を仕分けて出荷するサービスも開始する。

 将来的には中国向けの内販にも力を入れていく。例えば日本のアパレルメーカーが中国向けに独自ブランドなどを展開した際には、撮影代行から物流まで中国向けネット販売支援を提供する。また、外資系アパレルの中国現地法人と連携した通販サイト立ち上げなども計画している。

 同社の柴田社長は「中国のネット販売はまだ遅れているため、開拓の余地がある。この2、3年は伸びていく」とみている。


 一方、日本国内でのサービスも強化する。2~3億円を投じて首都圏に敷地面積3000坪を超える大型物流拠点を構える。内部には保管や仕分けなどの物流機能に加え、撮影拠点も併設する。早ければ来年8月の稼動を目指しており、現在稼働している大井と八潮のセンターは新拠点に集約する予定。
 大型拠点の稼働により撮影する画像数を増やすとともに、コストの低減を進め、競争力を持たせる考えで、新拠点を受け皿に既存取引先で物流を他社に任せている企業などへ、物流を含めた業務を一括して請け負うことも提案していく。

 来年には大手インポートブランドの通販サイトを複数立ち上げるという同社。中国と日本それぞれで、撮影や物流などネット販売支援をフルパッケージで提案し、実績を残している。(つづく)

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